思慮のない者よ、悟りを得よ、 愚かな者よ、知恵を得よ。
「思慮のない者たちよ、あなたがたは、いつまで 思慮のないことを好むのか。 あざける者は、いつまで、あざけり楽しみ、 愚かな者は、いつまで、知識を憎むのか。
それは、彼らの目を開き、彼らをやみから光へ、悪魔の支配から神のみもとへ帰らせ、また、彼らが罪のゆるしを得、わたしを信じる信仰によって、聖別された人々に加わるためである』。
思慮のない者に悟りを与え、 若い者に知識と慎みを得させるためである。
主のおきては完全であって、魂を生きかえらせ、 主のあかしは確かであって、無学な者を賢くする。
有力な者を無力な者にするために、この世で身分の低い者や軽んじられている者、すなわち、無きに等しい者を、あえて選ばれたのである。
主は勇士のように出て行き、 いくさ人のように熱心を起し、 ときの声をあげて呼ばわり、 その敵にむかって大能をあらわされる。
「思慮のない者よ、ここに来れ」と。 また、知恵のない者に言う、
民のうちの鈍き者よ、悟れ。 愚かな者よ、いつ賢くなるだろうか。
思慮のない者の不従順はおのれを殺し、 愚かな者の安楽はおのれを滅ぼす。
知恵ある者は、誉を得る、 しかし、愚かな者ははずかしめを得る。
「人々よ、わたしはあなたがたに呼ばわり、 声をあげて人の子らを呼ぶ。
知恵であるわたしは悟りをすみかとし、 知識と慎みとをもつ。